2019年度の理学院化学系の卒業研究発表会は3月1日に行われ、スライドを使った3分間のシ
ョートトークと2時間に及ぶポスター発表で1年間の研究成果を締めくくりました。この発表に
対して全教員を審査員として採点を行い、5名の学生を「学士論文研究優秀発表賞」に選びまし
た。3月26日の学位記授与式終了後、受賞者に対し化学系から賞状と記念のメダルが授与されま
した。東工大理化会からも副賞の図書カードが贈られ、写真のように笑顔あふれる授賞式となり
ました。この図書カードは、平成30年度ホームカミングデイにて東工大理化会会員の皆様からい
ただいた寄附金で購入したものです。皆様に感謝いたしますとともに、引き続きのご支援をお願
い申し上げます。
なお、受賞した学生の研究テーマは以下の通りです。
・電気計測に基づく原子スイッチの金属フィラメントの形成過程の解明
・広域可視光照射下でCO2を還元するC3N4光触媒の開発
・グルカンと発光性高分子からなる複合錯体の動的制御ならびに円偏光センサーへの展開
・凍結によるラマン分光の高感度化
・極短パルスレーザーを用いたビフェニル分子の振動・回転制御